• ホーム
  • 海外製の抗エストロゲン薬を使う場合の避妊薬との併用

海外製の抗エストロゲン薬を使う場合の避妊薬との併用

薬を口に入れる女性

抗エストロゲン薬というのは、文字どおりエストロゲン、すなわち卵胞ホルモンとよばれる女性ホルモンの一種にかかわる医薬品で、体内にあるエストロゲン受容体をブロックするというはたらきがあります。
このような抗エストロゲン薬が利用されるシーンとして代表的なものに、乳がんの治療が挙げられます。

乳がんというのは若い女性であってもかかる場合がある病気で、放置すると命の危険さえもあるものすが、この乳癌の腫瘍は、エストロゲンの影響によって大きくなるということが知られています。
そのため、抗エストロゲン薬を投与することによって、腫瘍が大きくなることを抑制しようというもので、いわゆるホルモン療法の一種ということになります。

正規品の抗エストロゲン薬はそれなりの価格であるため、場合によっては海外製の安い医薬品を個人輸入して使用するという女性もあるかもしれませんが、この場合はとくに注意が必要なことがあります。

まず、海外製の医薬品を個人輸入する場合には、国内で正規品を医師から処方を受けて使用する場合と違って、なんらかの副作用による被害があったとしても、国の補償制度が受けられない可能性があります。

また、海外製であるために、日本語の説明書の添付がなかったり、店頭での薬剤師からの説明が受けられなかったりするというデメリットもあります。
そうした説明がなかった結果として、たとえば避妊薬と併用してしまうなどのトラブルが発生することがあります。

避妊薬はエストロゲンを成分として、排卵を抑制するなどの避妊のはたらきを人工的に生み出すものですので、エストロゲンをブロックする抗エストロゲン薬と併用すると、まったく期待した効果を果たさなくなってしまうのです。

関連記事